爬虫類の飼育に紫外線ライトは必要?おすすめや設置効果のまとめ

爬虫類には紫外線ライトが必須って聞いたけど本当?

紫外線ライトと日光浴ってどれくらい効果が違うの?

そもそもバスキングランプとはどう違うの?

こんなお悩みにお答えしていきます。

 

  • 本記事の内容
・紫外線ライトの必要性
・バスキングランプとの違い
・ライトVS太陽光 どれくらい差がある!?

NOE
爬虫類を飼う上で最強の紫外線ライトも紹介します!

爬虫類を飼う時の紫外線ライトの重要性について

まず、爬虫類とヒトコトに言ってもたくさん種類がいます。
中には紫外線を必要としない種類もいてますので、買う時は事前に調べましょう!
ざっくりいうとこんな感じです。

紫外線が必要
フトアゴヒゲトカゲ
アルマジロトカゲ
ケヅメリクガメ
主に砂漠とかに住んでそうなトカゲなど
紫外線がいらない
レオパードゲッコー
コーンスネークなど蛇類
主に暗い森とかに住んでそうな種類や夜行性のもの

日光浴を十分にさせてあげられる環境があれば、紫外線ライトは必要ないです。
しかし、地域や季節によっては日光浴をさせてあげる事が出来ない事が多いですよね。
そんな時に必要になるのが紫外線ライトです。

 

砂漠系のトカゲを飼う時は確実に紫外線ライトを用意してあげましょう!
無いと死んじゃいます!

紫外線ライトとバスキングランプの違い

 

  • 紫外線ライト 爬虫類に必要な紫外線を照射する
  • バスキングランプ 体温を保つために必要な熱を照射する

用途が全く違いますので気をつけましょう!

紫外線の種類(UV-A,UV-B,UV-C)

まず紫外線には3種類あります。

紫外線の種類
  • UV-A:食欲の増進や脱皮の促進に関係
  • UV-B:カルシウム代謝
  • UV-C:細胞を破壊します!日焼けやシミ、皮膚ガンの原因

 

このなかで爬虫類にとって一番重要なのはUV-Bです。
なぜならUV-Bは爬虫類の骨を作るために必要だからです。

 

生物の骨は人間であろうが爬虫類であろうが全てカルシウムから出来ています。

しかしカルシウムだけを経口摂取しようが骨にはなりません。
摂取したカルシウムを骨など、栄養として役立てるには、ビタミンD3が必要なのです。

このビタミンD3はUV-Bを浴びることによって生物の体内で合成されるのです。

つまり紫外線が少ないと、体内でビタミンD3が不足→カルシウムを吸収出来ない→骨が弱く、脆くなる→クル病などの重大な病気にかかるという事です。

 

ただし夜行性の蛇(コーンスネーク)や、レオパードゲッコーなどは自分でビタミンD3を合成出来るので紫外線は必要ありません。

 

それではどうするか・・・

はい
一番良いのは日光浴をさせてあげる事です!

と言いたい所なんですが、日光浴を毎日させてあげられない環境などありますよね。

北海道にお住まいだとか、季節的に外に出すのは危ないとか…

NOE
田舎の方だと鳥とかも怖いしね

 

そういったときに役立つのが紫外線ライトです。

紫外線ライトにも種類あり!

紫外線ランプは大きく分けると3種類あります。

蛍光灯タイプの紫外線ライト

こちらは水槽の上に設置するタイプになります。
水槽全体を均一に紫外線で照らしてくれるので凄く使い勝手がいいです。
紫外線量もそこそこありおすすめです。

スパイラルタイプの紫外線ライト

小さいサイズの水槽だと、他のタイプのランプを使うと温度が上がり過ぎてしまったりすることがあるので、小さい爬虫類を飼う時に便利です。

筆者の感覚としては比較的小さいタイプの爬虫類を飼う時に、小さい水槽に設置するのが良いかと思います。

60cm以上の水槽だと照射範囲が狭くて十分に紫外線を浴びさせることが出来ないでしょう。
フトアゴヒゲトカゲのような強力な紫外線が必要な場合は心もとないです。

 

メタルハライドランプ

こちらは現在使用できる中の紫外線ライトの中でも最強クラスの紫外線量です(*'ω'*)
値段も他の紫外線ライトの数倍は違いますので、なかなか導入している方はいないかもしれません…

しかし、砂漠系で沢山の紫外線量を必要とするトカゲを飼う時は導入した方がいいでしょう!
元気のなかった子も、メタルハライドランプに変えた途端、みるみる元気になったりします。

更に、他のライトに比べて球がかなり長寿命です。
こちらの商品は平均寿命4000時間と書いてありますので、一日の照射時間にもよりますが、2年弱は持つ計算です。

さらにさらに、メタルハライドランプは熱も照射するので、バスキングランプが必要ありません!

 

一番良い紫外線ライトは?

上記三つの中で間違いなく一番良いのはメタルハライドランプです。

蛍光灯タイプやスパイラルタイプと違い紫外線の放射量が段違い!マジで数段レベルが違います。

熱も発するのでバスキングスポットとしても役立ちます。

お値段も段違いですが・・・

 

うちではバスキングスポット用にZOOMEDを、天井から蛍光灯タイプのテクニカ反射板を使用しています。


こちらがバスキングスポット用のZOOMED製POWERSUN!
これもメタルハライドランプほどではありませんが、UV-Bを照射してくれます。

 

蛍光灯タイプでのおすすめはテクニカ製の物!

蛍光灯タイプの紫外線の中では圧倒的にコスパがいいです。

明るさも丁度いいくらいなので、大きい水槽の場合はこれを使用してあげましょう。

 

注意点

紫外線はガラスによって吸収されるので、間にガラスを挟まない用に照射しましょう。

ケージ上部の網にも紫外線が吸収されるので、直接当たるように設置するのが一番です。

紫外線ライト、日光、メタルハライドランプの紫外線量比較

快晴(直射日光) 5
快晴(日陰) 2.5
曇り(直射日光 )3
曇り(日陰) 1.5
雨(直射日光) 1.5
雨(日陰) 0.75
メタルハライドランプ 3.25
紫外線ライト 1

上記筆者調べなので参考程度に

ざっくりとですが、快晴の日の直射日光以外ではメタルハライドランプが僅かに上位になりました。

普通の紫外線ライトに至っては雨の日の日陰に出すくらいなら…というレベルでした。

 

ライトと生体の距離、階数による太陽との距離等にもよってかなり変動いたしますので、ざっくりこの程度なんだという認識にとどめておいてください。

メタルハライドランプやテクニカ製紫外線ランプでも快晴の日の直射日光には負けますので、快晴の日は日光浴をさせてあげましょう!
その際は、熱中症や鳥などに注意!シェルターも必須です。

 

余裕があれば是非メタルハライドランプを導入してみて下さいね♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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