- 本記事の内容
- システムトイレが最強の理由
- 毎月のランニングコスト
- システムトイレへの切り替え方法
システムトイレってどんなトイレ?
システムトイレは猫ちゃんのトイレの中でも割と最近登場したタイプの物です。
従来の物と違い、基本的に猫砂だけで使うことはなく【チップ】【すのこ】【シート】等の三層式になっています(*'ω'*)
画像の通り上のトレイの底の部分がすのこになっていて、その上にチップや猫砂を入れます。
その上で猫ちゃんがおしっこをすると猫砂を通過し、すのこの下へ流れる仕組みとなっています。
流れたおしっこは下のシートに吸収されます。
マットやシートは猫一匹分で考えると一週間分近くおしっこを吸収する事が出来るのでその分掃除が少なくて済みます('ω')ノ
従来の固まる猫砂だとウンチもおしっこも固まってしまいますが、システムトイレの場合はおしっこは下のシートで吸収してくれるのでウンチだけを取ればいいという事ですね(*‘∀‘)
獣医師もオススメする理由
今回のブログタイトルにも書いてある通りシステムトイレは他の猫トイレに比べて獣医師やブリーダーの中でもおすすめされています。
その理由は「粉塵が舞わない」という点です!
専属の獣医師に聞いた所、従来の猫砂(特に紙砂タイプ)は粉塵が舞うものが多く、その粉塵を吸い込んだりすると肺の中で蓄積されて危険との事でした。
特に粉塵の舞いやすい紙砂と、舞った粉塵の逃げ場がないドーム型の組み合わせは危険で
- 猫ちゃんがトイレをするときに砂をかく
- 粉塵が舞う
- ドームタイプの為逃げ場がなく中に充満する
- トイレ中の猫ちゃんがダイレクトで吸い込んでしまう…
という最悪の環境になりえます( ;∀;)
少量なら問題ないでしょうが、長年蓄積されるとそれが原因で病気になってしまう…なんてことも考えられますので、これを機にシステムトイレの導入を是非検討してみて下さい('◇')ゞ
システムトイレの特徴
1週間取り換えなしでもニオイません。※猫ちゃん一匹で試用した場合
シートの取り換えも週に一回で済みます。※ウンチをした場合は都度取り除いてあげましょう。
シートタイプを選べば畳んで捨てるだけなので手も汚れません('ω')ノ
固まるタイプの猫砂だとオシッコの色が確認しにくいですが、システムタイプはチップが固まらず下のシートに吸収されますので一目見ただけで健康状態がチェックできます!
採尿は病院でも出来るのですが、システムトイレをつかえば下の引き出し部分に尿を溜めて採ることができるから便利です。
システムトイレのメリット
- マットやシートに高い消臭効果があるので、においが気にならない
- チップや猫砂の粒が大きいので肉球に挟まったりしずらく飛び散りにくい
- おしっこの処理がだいたい週1回で済むしシートを変えるだけなので非常に楽
- 粉塵が舞わないので安全面では獣医師もおすすめする
- 血尿や調子の悪い場合に気づきやすい
システムトイレのデメリット
- 従来の猫砂に比べると少しコストパフォーマンスが悪い
- 既に別の猫トイレを使っている場合、切り替えに手間取る場合もある
- パーツが多くなるため、全体的に洗う場合は手間が増える
- 下痢をされると、チップが固まらないため一度でおじゃんになる
システムトイレの種類
花王 ニャンとも清潔トイレセット
脱臭・抗菌のチップとシートで、1週間取り替えなしでもニオいません('◇')ゞ
チップの飛び散りやニオイを防ぎます。
デオトイレ 快適ワイド
一般的な猫トイレの約2倍の横幅と、約1.7倍の高さの広々とした空間で体の大きな猫ちゃんでもゆったりと楽な姿勢で排泄をすることが出来ます。
うちにもメインクーンのなぎちゃんがいる&多頭飼いなのでこのトイレを使ってます!
NEW 上から猫トイレ システムタイプ
猫ちゃんの快適さとお掃除のしやすさにこだわった上から猫トイレにシステムタイプが登場!
シンプルな構造と大きさはそのままにシステム化しました!
においの広がりを抑えるフタで猫砂の飛び散りを防ぎニオイを軽減。
猫ちゃんが一匹の場合のおすすめの組み合わせ
猫ちゃんが一匹の場合はハーフカバータイプがおすすめです。
来客時にウンチが見えてしまうというデメリットはありますが、逆に言うとウンチに気づきやすくなるのでトイレを清潔に保ちやすいです。
多頭飼いの場合は、他の猫の視線を遮れるドームタイプなどがおすすめですが、ドームタイプだとニオイが籠る事もありますので一匹の場合はこちらで十分でしょう。
またデオトイレで統一したのは、個人的ににゃんとも清潔トイレの木のチップよりもチップ自体の香りが良いことと
上記のチップの方が木のチップよりも重みがあり、飛び散りが少なかった点です('ω')ノ
デオトイレ 1週間消臭・抗菌シート 10枚入×3個 2400円
デオトイレ ナチュラルグリーンの香り 3.8L×4袋 4300円
シートは1週間で1枚なので月320円
チップは1か月でだいたい4L使うので月1075円
合わせると猫一匹に対し大体月1400円くらいでしょうか?
多頭飼いにおすすめの組み合わせ
多頭飼いの場合はユニ・チャームの快適ワイドタイプがおすすめです。
中が通常のトイレの2倍のサイズで作られているため、複数の猫ちゃんで使ってもチップが汚れにくく排泄しやすいです。
また複数ねこ用シートは通常の物より消臭力が高く作られており、取り換えは1週間に一回で大丈夫です。
値段は少し上がりますが、それでも通常の物を使うよりはコスパがよくなりますので多頭飼いの場合は絶対こっちを選びましょう。
猫砂については同じものをチョイスしました。
システムタイプのトイレは基本下痢便をされるとおじゃんになるので、下痢便率が高くなる多頭飼いの場合はそれを見越して安いものを選ぶという手もあります。
しかしシステムタイプのチップはまだまだ開発段階なのか種類も少なく、安いものはそれなりのものが多いです。(粉塵が舞う、消臭力が低いなど)
なので上記で紹介したものを使うのが良いかと思われます。
システムタイプを買う場合の注意点
システムタイプのトイレを各社のチップはどのトイレにも使えるのか?
シートはどのタイプにも合うのか疑問ですよね。
こちらで疑問について一つ一つ解説したいと思います。
システムトイレのシートのサイズの違い
現在システムトイレはユニ・チャームのデオトイレ、花王のにゃんとも清潔トイレが有名どころです。
この2社の製品はチップに関しては互い互いに使う事が出来るのですがシートのサイズに若干違いがあるので注意が必要です。
ユニ・チャームのデオトイレのシートサイズは約43cm×約29cm
花王のにゃんとも清潔トイレのシートサイズは約45cm×約35cm
IRISオーヤマ上から猫トイレのシートサイズは約43cm×約31cm
となっています。
ですので
デオトイレににゃんとも清潔トイレのシートはOK
にゃんとも清潔トイレにデオトイレのシートはNGとなっています。
IRISオーヤマ上から猫トイレに使う場合は純正品かにゃんとも清潔トイレのシートを使うといいでしょう('ω')ノ
試しににゃんとも清潔トイレにデオトイレのシートを使った所
シートサイズが若干小さい為、おしっこが下のトレーに漏れ出しトイレ自体におしっこの臭いがこびり付いて取れない状態になってしまいました( ;∀;)
純正品と社外品の違い
シートやチップにも社外品が存在しています。
純正品に比べてかなり格安で家計的には嬉しいのですが、チップは粉塵が舞いやすかったり本末転倒な商品だったり
シートは問題ないかと思いきや、純正品に比べて消臭効果が低くて結局枚数を使ってしまう…なんてことが多々ありました。
それからは諦めて純正品を使うようにしています。
やはり花王やユニ・チャームなど大手の開発した商品の能力は凄いです。
安いものだからそれなりだと妥協できる人は社外品を選んでみるのも有りだと思います。
システムトイレへの切り替え方法
システムトイレを導入してみたいけど猫ちゃんが慣れるかどうか不安という飼い主さんの声をよく見かけます((+_+))
でも安心してください(*‘∀‘)
調査によると8割の猫ちゃんは1日以内にシステムトイレに慣れ、3日もすれば9割の猫ちゃんが使ってくれるようです。(花王調べ)
今からご紹介する点に注意すれば、よりスムーズにシステムトイレへ切り替えることができるでしょう。
今使っているトイレと同じ場所に設置
システムトイレに切り替えるときは、必ず今まで使っていたトイレと同じ場所に置いてあげましょう。
猫は基本的に一度身に付いた習慣を自分から変えようとはしません。
慣れた環境を出来るだけ変えない事がスムーズな切り替えの為のコツです。
切り替えは少しずつ慎重に
猫ちゃんがシステムトイレに慣れてくれるか不安な場合は、猫砂を一気にチップと変えてしまわずに少量ずつからチャレンジしてみましょう!
具体的に言うと、最初は従来の猫砂の中に少量のチップを混ぜてあげます。
それに慣れてきたら徐々に猫砂とチップの比率を変えていき、最終的には全てチップにしてみましょう。
これでシステムトイレへの切り替えは完了です('ω')ノ
今と同じサイズの猫砂を選ぶ
今まで使っていた猫砂の大きさと近いサイズのチップを選んであげるのも、スムーズにシステムトイレへ切り替えるためのポイントとなります。
今までの細かい猫砂から大きいタイプのチップへ切り替えたい場合は、段階を踏んで小さいサイズから徐々に切り替えることで猫ちゃんもスムーズに慣れてくれるでしょう。
もし猫ちゃんが粗相をしてしまったら
猫ちゃんのトイレの粗相についてはこちらで解説しておりますので一度読んでみて下さいね
システムトイレの掃除頻度&コスパ、ランニングコスト
公式によるとシートは週に一度の交換、チップは月に一度の交換で良いようです。※猫が一匹の場合
複数猫ちゃんがいる場合は頭数分によってそれだけ早く掃除してあげる必要があります。
これはあくまでウンチをしてもすぐに取り除いてあげた場合なので実際は少し短いペースで変えてあげるのが良いかもしれません!
例:猫1匹×システムトイレトイレ1つ使用
デオトイレ 1週間消臭・抗菌シート 10枚入×3個 2400円
デオトイレ ナチュラルグリーンの香り 3.8L×4袋 4300円
シートは1週間で1枚なので月320円
チップは1か月でだいたい4L使うので月1075円
計1400円
こちらのペット用消臭除菌剤も便利です(V)o¥o(V)
従来の猫トイレとシステムトイレの比較
システムタイプの方が消臭力が高い
従来の物より粉塵が舞いにくくなっている
おしっこやウンチの異常に気づきやすい
最後に…
従来品のトイレが全てダメというわけではありません。
獣医師さんからのアドバイス通り、粉塵が特に舞いやすい紙タイプは控えた方がいいでしょう。
最終的には猫ちゃんが使いやすいものや気に入っているものを使ってあげるのが一番です。
トイレは生きていくうえで必ず必要な行為なので、なるべく快適に安心出来る環境を整えてあげましょう。
こちらは猫ちゃんにとってトイレがどれだけ重要かを紹介した動画になっています。
これから猫ちゃんを飼う予定の方も、既に飼っている方も是非一度見て欲しい動画になっています。
私は何回も見ています。何回も泣いています( ;∀;)(笑)
それでは、陰ながら皆さんと猫ちゃんとの幸せな生活を応援しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!