- 本記事の内容
- 性格や寿命など細かいプロフィール
- スコティッシュフォールドの毛並みや毛色
- スコティッシュフォールドがかかりやすい病気など
スコティッシュフォールドのプロフィール
スコットランドで突然変異により生まれた垂れ耳が最大の特徴の猫ちゃんです。
垂れた耳にまん丸のかわいい目、短くてボリュームのある被毛が大人気です♪
垂れた耳は遺伝子異常ではなく、突然変異なので特別な病気があるわけではありません。
性格は猫界の中でもトップクラスに良いと言われています。
スコティッシュフォールドの性格
見た目通り、凄く穏やかでお茶目で愛嬌のある性格をしています。
さらに環境への適応能力が非常に高く、犬や他のペットがいる家庭環境や
ペットホテルや初めて来た環境にもスムーズに適応してくれます。
人間のそばが本当に大好きな子が多く、初対面の人にも甘えるほど(笑)
性格に関しては手間のかかる要素が一切ないと言っていいほど、猫の中での飼いやすさはピカイチです。
スコティッシュフォールドの寿命
スコティッシュフォールドの寿命は10~13歳ほどとされています。
猫全体の平均寿命がだいたい15歳くらいですから、やや短命な猫種になります。
ただ、これも個体差によりますので、飼い主さんの努力や環境次第で長くすることも可能です♪
ちなみに、スコティッシュフォールドに限らずですが、メスの方が約一年くらい寿命が長いです。
スコティッシュフォールドの毛並みや毛色
長毛種は「ハイランドフォールド」あるいは「ロングヘアフォールド」などと呼ばれることもあります。
ホワイト
レッド
ブルー
クリーム
スコティッシュフォールドの抜け毛
スコティッシュフォールドは短毛種と長毛種がおり、ダブルコートと言われる種類で春と秋に大量に毛が生え変わります。
これを換毛期といいます。
出来れば毎日グルーミング(ブラッシングのこと)をしてあげたいですが、抜け毛をとったり、毛玉をできにくくする程度で問題ありません。
スコティッシュフォールドの目の色
スコティッシュフォールドは、まるくとても大きな目が特徴です。
目の色のパターンは毛色に準じます。つまり毛の色によって瞳の色のパターンが決まっているという事ですね。
もっとも多い色はブロンズ(銅色)です。
これをキトンブルー(kitten blue)と呼びます。
生後3~4週が、一番きれいにキトンブルーが確認できます。
スコティッシュフォールドの大きさ
スコティッシュフォールドの平均体重
オスの平均体重は3kg~6kg
メスの平均体重は2.5~5kg
猫の中でも平均的か、若干小さいくらいのサイズになります。
スコティッシュフォールドの耳
冒頭でも説明しましたが垂れた耳は遺伝子異常ではなく、突然変異なので特別な病気があるわけではありません。
しかし耳が折れた猫同士の交配は子猫に遺伝子異常が起きることが多く禁忌とされています。
必ず耳が立った猫との異種交配を行うことが基本です。
そのため実際に耳が折れた猫が生まれるのは30%ほどとなります。
この耳の折れ曲が方には名前が付けられており、3段階に分けて「シングルフォード」「ダブルフォード」「トリプルフォード」などと呼ばれています。
ちなみに…
僕は見たことありませんが、ストレスや病気が原因で折れていた耳が立ったりすることもあるそうです。
もし飼っているスコちゃんの耳が立ったりした場合はすぐに病院に行きましょう!
また、耳の病気予防のため、湿らせた綿棒で週に一回程度耳掃除をしてあげましょう。
スコティッシュフォールドの価格
スコティッシュフォールドの値段は大体10万円~30万円と平均的な数字です。
耳の折れ具合によって値段が変わってきます。
悪徳なブリーダーの中には禁止されている垂れ耳スコと垂れ耳スコをかけ合わせて利益を得ようとする者もいます。
垂れ耳同士のかけ合わせは遺伝子異常が多く、寿命も短くなることがほとんどなので、必ず飼育状況や血統を確認させてもらいましょう。
信頼できるブリーダーさんがいれば安心ですね。
ペットショップに卸す場合もありますので、ペットショップでも同様の注意が必要になります。
スコティッシュフォールドの豆知識
スコティッシュフォールドの名前の由来
名前の由来はホントそのまんまって感じです(笑)
スコティッシュは故郷であるスコットランドから
フォールドは「折る、折れた部分」という意味でトレードマークの耳から
合わせてスコティッシュフォールドと名付けられました。
男の子と女の子どっちがおすすめ?
ズバリ!猫初心者ならオスをおすすめします。
スコティッシュフォールドはダブルコートなので毎日か少なくとも週一回程度のブラッシングが必要になります。
メスはプライドが高く手がかかりる事が多いですが、オスの方が大人しく甘えん坊なので、ブラッシングや爪切りをさせてくれやすいのです。
なので、初心者にはオスがおすすめと言えるでしょう。
猫に慣れていてブラッシングや爪切りもバッチリな人は、寿命が長いメスをおすすめします。
スコティッシュフォールドの育て方
基本的には一般的な猫の飼育方法と変わりませんが補足もあるのでご紹介します。
初めて猫を飼う方はこちらもおすすめです。
かかりやすい病気は?
遺伝性骨軟骨異形成
スコティッシュの耳が垂れている原因の名称です。
ここからは噂レベルですが、この疾患は耳にだけではなく、四肢にも影響すると言われています。
四肢に発症した場合、サプリメントで症状を緩和したり、鎮痛剤を一生使い続けたり、低線量放射線の照射をして痛みの緩和をするなど
対症療法のみで、根本的な治療法は見つかっていないと言う話もありますが…
これらすべて信じるに値する正式なソースがありません。
逆にポジティブなニュースはこちら
2001年にドイツで行われた研究では猫のネガティブな結果は得られなかった。
2003年には遺伝病の専門家であるロレイン・シェルトンが、スコティッシュフォールドの放射線写真を、複数のブリーダーから300枚自費で撮影し調査することで
ヘテロ接合猫(スコティッシュフォールド×別種の猫から交配されて生まれた垂れ耳猫)には病気が存在しないことを証明しました。
どちらを信じるかは読者の皆様にお任せします。
スコティッシュフォールド以外にも耳垂れ猫が存在した
現在存在しているスコティッシュフォールドはすべて「スコットランドで発見された一匹の耳垂れ猫スージー」の子孫です。
しかし、中国では170年ほど前に耳の折れた猫の存在が書かれており
他にもドイツやベルギーで耳が垂れた突然変異種が生まれていたそうな。
遺伝子ってほんと謎に満ちていますね。
耳が真っすぐなスコティッシュフォールド
実際に耳が垂れるのはスコティッシュフォールドと呼ばれますが
耳が垂れなかった場合はスコティッシュストレートと呼ばれます。